様々な企業の支援や自分自身のことを考えるとつくづく思うのですが、営業の要らない組織はありません。
ここで言う営業とは、相手に価値を提供することでその対価をいただくためのアプローチということです。
一品物を作成している企業や、下請け企業などに伺うと、
「先方の要求に応えているだけで、こちらからは営業していない」という意見を良く耳にします。
たしかに、一般的な営業のようにこちらからアプローチをしているわけではないのかもしれません。
それでも、次の仕事が来るということは、相手の要求に応えるという価値を提供しているからです。
価値を提供する以上は、対価を求めることは当然のことです。
そのことを理解していないと、相手の言いなりで売上を自社でコントロールできないという結果になってしまいます。
どちらが上というのではなく、対等な立場として主張をすることが大切です。
また、コンサルティング業のように、飛び込み型の営業が向かない業種もあります。
それでも、自分の価値を発信し続けなければ、誰からも評価してもらうことはできません。
自分からプッシュできないのであれば、誰かに紹介をしてもらえるような仕組みを整える必要があります。
営業ができないというのは、提供できる価値がないということです。
提供できる価値のない企業が生き残ることはできません。
自戒も込めて、断言します。