経営コンサルティングで使用する基本的なビジネスフレームワークには、以下の7つがあります。
(1)SWOT分析:外部環境と内部環境をそれぞれプラスとマイナスの要因に分けて分析します。
(2)5フォース:新規参入者・買い手・売り手・代替品・競争業者の5つの競争要因の強弱により、業界の競争構造を分析します。
(3)バリューチェーン分析:事業を主活動と支援活動に分けます。実際の業務内容やプロセスを川上から川下に向けての
フローチャートで示すことで、プロセスごとの付加価値分析や事業のプロセスの流れを分析します。
(4)PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント):市場成長率と相対的マーケットシェアのマトリックスから、
製品を「問題児」「花形製品」「金のなる木」「負け犬」に分類します。
(5)成長ベクトル:市場と製品を既存と新規とのマトリックスで表し、今後の成長の方向性を示します。
(6)ポーターの3つの基本戦略:「差別化」「コスト・リーダーシップ」「集中」のいずれかで、競争優位性を確保します。
(7)4P:Product(製品)、Price(価格)、Promotion(販売促進)、Place(立地)の観点から、マーケティングミックスを分析します。
また、改善活動をサポートするツールには、ブレーンストーミングやKJ法があります。
ブレーンストーミングは集団でアイデアを出しあう手法です。
KJ法は様々なアイデアを2-3個単位でグルーピングし、小分類→中分類→大分類とアイデアをまとめ上げていきます。
中分類がある程度見えてきた時点で、ロジックツリーなどを活用して、上からも展開をすると、
モレが無く、より効果的な分類を行うことができます。