経営コラム


品質管理/在庫管理

【品質管理】
・品質管理の主要な効果は以下の6点です。
 ①材料費ロス低下、②機械稼働率向上、③労務費削減、④省エネルギー化、⑤設備寿命延長、⑥納期遅延防止

・顧客満足度による品質分類は以下の3点です。
 ①当たり前の品質:充足されて当たり前、不十分であれば不満
 ②魅力的品質:充足されれば満足、不十分でも不満はない
 ③一元的品質:充足されれば満足、不十分であれば不満
・生産過程による品質分類は以下の4点です。
 ①企画の品質、②設計の品質、③製造の品質、④サービスの品質

・企業内各部門における品質内容は以下の4点です。
 ①保証品質:顧客に対する品質保証
 ②品質目標:研究技術に与える品質の目標
 ③検査標準:検査の合否判定基準となる品質の標準
 ④品質標準:製造工程に与える品質の標準

・品質管理の手法は以下の6点です。
 ①品質標準を設定する→②その品質標準に適応する社内標準を決める→③社内標準に従って作業を進める→
 ④行った作業が作業標準に合致しているかチェックする→⑤異常があれば処置をする→⑥その修正処置が有効であったか検討す る

・不良低減の手法は以下の8点です。
 ①事実の把握→②問題の認識→③問題の定義→④原因の探求・対策検討→⑤実行→⑥解決→
 ⑦標準等の改正→⑧継続的な改善結果のモニタリング

・不良低減のポイントは以下の8点です。
 ①品質改善活動の全体像の提示、②検査日報の改良および工程内自主検査表の見直し・検討、
 ③データの収集・集計・活用方法の見直しおよび「報連相」の徹底、④不良発見時即ラインストップの指導、
 ⑤環境整備(5Sの実行)、⑥テーマ設定への関与、⑦応急処置と抜本対策を分けて検討・実施、⑧体制づくり

【在庫管理】
・在庫管理の目的は顧客満足と採算性(自社都合)のバランスを取ることです。

・在庫は需要と生産、生産と調達、生産活動の各段階の間に存在し、変動を吸収するためのショックアブソーバーです。
・在庫は各単位活動(製品・仕掛品・資材)の連結器の働きをします。

・過剰在庫のデメリットは以下の8点です。
 ①廃棄ロスの発生、②キャッシュフローの悪化・資金の固定化、③金利分の損失・期待投資利益の喪失、
 ④デッドストックの増大・値下げによる損失、⑤ムダな作業増加による生産性の低下・在庫関連人員の増加、
 ⑥在庫維持コストの発生、⑦有効面積の低下、⑧マーケット感度の低下
・過少在庫のデメリットは以下の5点です。
 ①欠品による販売機会ロス、②顧客からの信用力の低下、②顧客からの信用低下、③競争力低下、
 ④原料・部品の供給不足によるラインストップ、⑤欠品による生産計画の変更・不足分発注・代替品手配等のムダ

・棚卸資産の評価は在庫回転期間がなじみやすいです。

・製品在庫数は製造リードタイムに比例します。

・在庫圧縮の進め方(単独企業):①実態把握→②目標設定→③在庫圧縮方策→④在庫削減手法
・在庫圧縮の進め方(複数企業):①IT技術の活用、②サプライチェーンマネジメント、③3PLの活用

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