経営コラム


反応があるのは嬉しいけれども

自分の仕掛けたことに反応があると嬉しくなります。

自分の努力が認められた感があり、達成感があります。

そのため、反応率を調べ、反応をより高くするために様々な仕掛けをします。

これは、悪いことではありません。

しかし、反応率だけが目的になってしまうと、思わぬ方向に進む可能性があります。

 

マーケティングにおいてやるべきことは、ファン顧客を育成することです。

そのためには、見込み客を開拓して、新規顧客を増やさなければいけません。

そして、その新規顧客をファン顧客へと育てていきます。

このとき、開拓した新規顧客が、本当にファン顧客になるのかを意識しなければなりません。

 

例えば、味で勝負したいお店が、半額クーポンを発行したとします。

半額のインパクトは大きいので、多くの人が詰めかけます。

その後、通常価格に戻したときに、どれだけの人がリピーターになってくれるでしょうか?

半額につられてきた人が、質よりも価格を重視する傾向が強いことは容易に想像できます。

味で勝負するのであれば、多少高くても良いものを買いたい人をターゲットにすべきです。

せっかく費用をかけて集客しても、その後につながらないのでは意味がありません。

本当に来てもらいたい人にメッセージが届くような仕掛けをしなければなりません。

 

反応率を高めることは悪いことではありません。

しかし、目先の結果にとらわれて、本分を見失わないようにすることが大切です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、本当に来てもらいたい人にメッセージが届くような仕掛けをしていますか?

 

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