ビジネスは、しばしば戦争に例えられます。
戦略を練り、ライバルに打ち勝ちます。
問題は、勝ち方です。
企業は存続をしなければなりません。
一回の勝負に勝っても、次の勝負に戦えないほど疲弊してしまっては、意味がありません。
次を見据えた勝ち方が必要です。
例えば、デフレが企業の収益性を悪化させたことは、周知の事実です。
値下げにより、一時的に市場シェアを拡大することが可能です。
短期的には、売上も増加します。
しかし、長期的に見ると、利益を圧迫する結果となりました。
同業他社が値下げに追随してきた場合、誰も引くことができなくなります。
その結果、身を削りながら、市場シェアを守るという消耗戦になります。
日本では、比較広告は少ないですが、ネガティブキャンペーンも長期的には良い結果になりません。
勝負が終わった後に、市場に残るイメージは、お互いに繰り広げたネガティブなものです。
それでは、市場での信頼を築き、長期的な売上を確保することは困難になります。
近視眼的に勝てば良いというのではなく、長期的な視座から勝ち方を考える必要があります。
【本日の質問】
あなたの会社では、長期的な視座から勝ち方を考えていますか?