一生懸命手を動かして働くというのは大切なことです。
しかし、ビジネスでは結果も大事です。
同じ働くのであれば、効率的に結果を出す方が望ましいです。
評価は汗の量ではなく、成果で測らなければなりません。
効率性を上げるには、2通りあります。
ひとつは、投入コストを下げる方法です。
これまで3時間かかっていた作業を2時間で行なうことができるようになれば、1.5倍の効率になります。
トヨタの段取替えの例のように無駄を省いていくことで、投入コストを抑えることができます。
最も簡単な方法は、作業時間を強制的に短くしてしまうことです。
シフトを組む際に、総人時の上限を設けたり、残業0を実施したりすることで、作業時間に制限を設けることができます。
もうひとつは、作業あたりの成果を増やす方法です。
例えば、一度の販売活動で、1万円のものではなく、2万円のものを販売できれば、2倍の効率になります。
人員を増やすことなく、客単価や商品単価を上げることができれば、より効率的な販売活動を行なうことができます。
そのためには、プライスラインを整えたり、販売促進策を実行したりする必要があります。
一生懸命がんばったという自己満足ではなく、結果を残す効率性を重視してこそ、プロフェッショナルです。