経営コラム


初動が大事

大きな火事を消すのは大変ですが、ぼやのうちなら消し止めることもできます。
何事も早め早めに対処をすれば、大きな被害を出すこともなくなります。
ビジネスにおいても、いち早く予兆をキャッチして、対応する仕組みが必要です。

普通に仕事をしている人であれば、何かおかしなことがあったときには、それに気が付きます。
その原因や状況を上手く説明できなくとも、感じた違和感は正しいことが多いです。
問題は、そのような情報を正しく処理する仕組みが整っているかどうかです。

日頃から、上司と部下の間で信頼関係ができていないと、そのような情報は上がってきません。
どうせ相手にしてもらえない、怒られるだけと部下が思っていたのでは、進んで情報を伝えようとしません。
見て見ぬふり、気づかないふりが蔓延してしまうと、初動が遅れてしまいます。

また、報告を受けた管理職が、真摯に対応をしないこともあります。
大したことがないと判断をしたり、上への報告を避けるためにもみ消したりしてしまいます。
経営陣が気づく頃には、事態が大きくなっていて、収拾に手間取るということになりかねません。

日頃から風通しが良い組織風土と、小さな変化を見逃さず真摯に対処する姿勢が必要です。

【本日の質問】
あなたの会社では、素早い初動を起こすことができていますか?


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