働く理由は人それぞれです。
とにかく稼ぎたい人もいれば、生活費だけ稼いで趣味に没頭したひともいます。
お金よりも、名誉や名声が欲しい人もいれば、人から感謝されたい人もいます。
やりがいを求める人もいれば、仕事が趣味という人もいます。
その理由に優劣はないと思います。
問題は、実際に行なっている仕事と働く動機が一定しているかということです。
経営者であれば、その思いを経営理念に掲げて、それを実現する事業を行うことができます。
困難なことがあっても、自分がやりたいことであれば、やりぬくことができます。
一方、従業員であれば、自分の思いを叶えられそうな会社を選ぶしかありません。
入社前に経営理念や募集メッセージを見て判断しますが、時としてそこにはきれいごとしか書かれていないことがあります。
これはとてつもない悲劇です。
自分の思いを叶えられると思って入社したのに、実際は大きなギャップがあった。
このことに気づくと、モチベーションはガクンと落ちてしまいます。
転職や独立できる人は良いですが、そのまま居残る場合がほとんどです。
これでは、組織の生産性は上がりません。
その場合には、会社で思いを叶えられる場を用意するしかありません。
業務で難しければ、インフォーマル活動でも構いません。
限りある人材をいかに活用するかが、大切です。