経営コラム


価格とロット

スーパーマーケットトレードショーに行ってきました。
今回も多数のブースが出展されていました。
支援先の商品強化のお手伝いも兼ねて、色々と回りました。

いくつかの商品は、試食をしてみると、味の良い商品がありました。
開発の背景やこだわりなどをお伺いしながら、価値訴求ができそうかどうか判断します。
良さそうな商品については、価格(上代/掛率)や発送ロットについて確認させていただきました。
残念ながら、ここで条件が合わない商品が半分くらいありました。

価値訴求のできない商品は売れません。
しかし、価値のある商品でも、価格が見合わなければ、それも売れません。
以前マクドナルドで1,000円のハンバーガーが販売されました。
スポットではそれなりであったようですが、通年商品としては厳しそうでした。
ネット上の反応でも、1,000円の価値はないという意見が多かったです。

商品の価値が十分条件とすれば、価格やロットといった取引条件は必要条件です。
価値と取引条件のバランスが取れていなければ、どんなに価値のあるものでも売れません。
商品開発の際には、想定販路にあった取引条件を設定して、その中で価値を最大にすることが重要です。

【本日の質問】
あなたの会社の商品は、価値と取引条件のバランスが取れていますか?


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