他社との差別化を図って売上向上というのは、誰もが考えることです。
問題は、何をウリにして差別化するかです。
まず思いつくのは、商品の品質です。
こだわりの原材料を使用したり、製法を工夫したりします。
しかし、消費者に明確に分かるだけの差別化は難しいです。
技術的な問題もありますし、売れるかどうか分からないということで二の足を踏むこともあります。
最近は、ボリューム感をウリにした商品も増えてきています。
デカ盛りであったり、デカネタであったりと見た目のインパクトが勝負です。
これは、既存のものを手直しする程度でできます。
反対に、高齢者向けに少量をウリにすることもあります。
パッケージに特徴をもたせる場合もあります。
最近では、ザク豆腐が有名になりました。
こちらも商品の品質改良と同様にパッケージを新たに作成するリスクが伴います。
その他の手段として、人をウリにする方法があります。
名物店主などが相当します。
これは開発リスクも伴わず、他社に模倣される可能性もありません。
しかし、ウリになるほどのキャラクターがその人にあるかどうかがポイントです。
差別化と言うのは簡単ですが、実行するのは大変です。
自分の持っている資源を見直し、何が消費者にとってのメリットになるかを考えぬくことが大切です。