経営コラム


仕事と作業2

一般的によく言われることですが、仕事と作業は異なります。
例えば、コピー取りをする際に、コピー機に原稿をセットしてボタンを押すだけなら作業、
相手のことを考えて、見やすく工夫をするなら仕事と言われます。
つまり、両者の違いは、自分で考えて工夫をするかどうかです。

同じことをするのであれば、仮説を立てたり、創意工夫をしたりしたほうが、
より効率的ですし、楽しく行なうことができます。
自分の頭で考えることで、なぜその業務が必要なのかも分かりますし、
工夫が上手くいけば、喜びにつながります。

一方の作業が必ずしも悪いとは限りません。
同じことを最も早く行なうことができるのは、何も考えずに体が反応するようになることです。
思考を挟むことなく、一心不乱に作業するのが、最も効率的です。
そのような状態になるまでには、何度も試行錯誤を繰り返しながら、経験を積む必要があります。

仕事と作業のどちらが優れてというのではなく、状況に応じて使い分けることが大切です。
日頃は、頭を使いながら、より良いやり方を模索します。
何度か試しながら、良いやり方だと分かれば、それが自然に行えるように訓練します。
そうして、新しいやり方が当たり前の作業になったら、次の改善を考えて仕事をします。
このステップを繰り返していくことで、より高みへと辿り着くことができます。


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