経営コラム


井戸の掘り方を教える

よく言われることですが、我々コンサルタントの仕事は、井戸の掘り方を教えることです。
支援に行くと、妙案はありませんかと答を求められることがありますが、答そのものをお伝えすることはほとんどありません。
なぜならば、人から言われて実行しても、続かなかったり成果が出なかったりするからです。
自分で答にたどり着くと、納得感があるので継続もしますし、きちんと結果も出ます。

答にたどり着くまでのヒントをいかに出していくかが腕の見せ所かもしれません。
最初は概念的なことからお伝えします。
次に他社事例や例え話などの具体例をお伝えします。
相手の理解が早い場合には、ここまですると後は自分で進むことができます。
概念的なことだけ話をしても理解しづらいので、効果的な具体例を提示するのがポイントです。
具体例を示しても実行できない場合は、やってみせることになります。
あくまで一緒にやるだけで、その後は相手が自分でできるようにしなければなりません。
このあたりのさじ加減も難しいところです。

今後もコンサルティングスキルを磨いて、みなさまの支援をしていきたいと思います。


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