・ロジスティクス最大の課題は、顧客のニーズと自社のコストをトレードオンで解決すること。です
・物流業界低迷のマクロ要因は以下の3点です。
①産業構造の変化、②生産物の軽薄短小化、③情報化に伴う物流構造の変化
・企業経営におけるロジスティクスの関わりは以下の8点です。
①高度なマーケティング展開、②チャネル強化、③顧客サービス・販売力の強化、④企業の社会的責任
⑤高度な経営管理、⑥生産力(商品力)の向上、⑦戦略的経営、⑧効率的な経営
・ロジスティクスは生産部門・マーケティング部門とともに価値を生産する直接部門です。
・ロジスティクスコストは「見えないコスト」として、製造原価・販管費・基礎的共通費に含まれています
・ロジスティクスに対する主要ニーズ要素は以下の10点です。
①リードタイム短縮、②在庫アベイラビリティ、③注文充足率、④小ロットサイズ、⑤発注の便宜性
⑥配送頻度、⑦注文状況情報の提供、⑧特別注文への対応、⑨クレーム処理、⑩配送の信頼性
・CVS・SMの物流ニーズは以下の4点です。
①少量多品種多頻度配送、②短納期、③ノー欠品、④カテゴリー一括配送、⑤鮮度・品質管理の徹底
・利益が最大となるサービス水準を考えなければなりません。
・ロジスティクスコストの把握と管理の手順は以下の通りです。
①実際原価の把握→②許容原価の算出→③目標原価の設定→④標準原価の決定
・輸送距離と配送費の積の最小となる地点にロジスティックス拠点を配置します。
・サプライチェーン設計のポイントは以下の5点です。
①サプライチェーン上の登場者全体で考える、②全体最適が基本、③物とオペレーションを中心に考え、ハードは後にする
④サプライチェーン統括管理機能を置く、⑤情報重視
・ロジスティクスシステムを構成する要素は以下の7点です。
①モノ、②設備、③情報システム、④オペレーションシステム、⑤人、⑥情報(データ)、⑦組織
・ロジスティクスシステム改善のポイントは以下の4点です。
①受注・受注処理のシステム化、②在庫管理のシステム化、③ロジスティクスセンター作業の効率化、④配送のシステム化
・ユニットロードシステムとは製品を標準化された荷姿にし、多くの輸送機関を結合して生産地から市場まで流通させるシステムです。
・サードパーティー・ロジスティック(3PL)とは、調達から納品に至るまでの物流システムの構築から運営業務までを一貫して捉える
総合的物流のことです。
・物流ビジネス成功のポイントは以下の5点です。
①消費領域に事業展開し、冷凍・チルド・定温・常温のすべての温度帯に対応する。②365日・24時間対応によりコスト効率を高める。
③自社の定型業務をアウトソーシングして、ローコスト化する。④業務品質管理・リスク管理のレベルを高める。
⑤共同化・荷主顧客業務代行による業容拡大を図る。
・低温物流の構造的な課題とSCMにおける重要命題は以下の6点です。
①高コスト構造、②高環境負荷、③グローバル化対応、④リスク管理、⑤鮮度・品質・衛生管理、⑥商品管理の複雑さ