管理職の方から、リーダーシップとマネジメントのどちらを身につけるべきかという質問を受けました。
これは、答えるのが難しいです。
なぜなら、リーダーシップとマネジメントは、異なる性格の能力だからです。
どちらも目標達成のために必要な能力ですが、以下の様な違いがあります。
リーダーシップとは、組織を引っ張っていく力です。
リーダーは、方向性を示し、決断をし、周囲を巻き込んでいかなければなりません。
マネジメントとは、計画通りに進むように管理する力です。
経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を活用し、計画を達成しなければなりません。
どちらの能力を発揮するにも、メンバーとの信頼関係が必要です。
そのためには、コミュニケーション能力が求められます。
リーダーシップのコミュニケーションは、ビジョンを伝えます。
マネジメントのコミュニケーションは、相手の状況を傾聴します。
リーダーシップとマネジメントでは、能力を求められる場面も異なります。
変革期や組織の硬直を打破するには、リーダーシップが必要です。
安定期や軌道に乗せた後は、マネジメントが必要です。
どちらの能力が優れているというのではなく、組織の状況に合わせて使い分けが必要です。
【本日の質問】
あなたの会社では、リーダーシップやマネジメントを発揮している人がいますか?