東京ビックサイトで開催されているリテールテックJAPAN2010の関連セミナーリテールテック・フォーラムに参加しました。
午前中のテーマが「ネットとリアル店舗の対比から見えてくる、消費者に支持されるお店とは」
午後のテーマが「デジタルサイネージの挑戦」でした。
それぞれ3時間の間に4-5名の専門家が40分前後でプレゼンする形式でしたので、若干駆け足気味でしたが、それぞれ共通していたポイントをピックアップします。
「ネットとリアル店舗の対比から見えてくる、消費者に支持されるお店とは」
・ネットvsリアルという構図はもう終わった。それぞれ異なるメディアとして消費者の中で棲み分けが出来上がっている。
・リアルの特徴は実商品、人的な販売、買ってすぐ使える、目的以外のカテゴリー商品も訴求できる
・ネットのメリットは利便性、価格、品揃え、情報、限定品、時間の節約
・ネットのデメリットは現物を確認できない、品質の不安、個人情報の不安
・ネット市場は急成長している
・商品がモノから情報化している
・今後ネットを利用できない人はいなくなる
(以下私見です)
ネット市場がこれからも拡大していくでしょうし、なくてはならないインフラです。
ネットと競合することも増えてきますが、リアルのメリットを強調して、顧客の信頼を勝ち取っていく必要があります。
また、ネット市場に打って出ることも可能です。ただし、リアルとネットでは顧客層も異なりますし、ルールや対応方法も異なります。
リアルと同じ商品をただ並べているだけではうまくいきません。
市場開拓戦略は成功する可能性が低いとされているので、専門家に相談されたほうが良いと思います。
「デジタルサイネージの挑戦」
・デジタルサイネージとは、JR東日本のトレインチャンネルやオーロラビジョン、店頭ディスプレイなど
・デジタルサイネージにかかわる産業はディスプレイ産業(家電業界)、コンテンツ産業(広告会社)、ネットワーク産業(通信会社)
・上記の3つの産業が国内でそろっているのは日本だけ
・デジタルサイネージ産業は今盛りである
・2010年度以降一般の小売店やオフィスにも普及していく
・デジタルサイネージの特徴は、時間と場所を限定できる、リアルタイム、コンテンツを制御可能、コスト削減
(以下私見です)
デジタルサイネージによって今後より効果的に情報を伝えることができるようになると思います。
まずは「誰に」「何を」伝えるかを考える必要があることは変わりません。