経営コラム


ラクダに水を飲ませる

「ラクダを水辺まで連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」という表現があります。
どんなに環境を整えたり、導いたりしたとしても、最後は本人の意思でしか、人は動かないという意味です。
無理に水を飲ませようとしても、相手は抵抗するだけです。
場合によっては、事故が起こるかもしれません。

納得できなければ、人は動きません。
頭では理解できても、腹に落ちない状態では、いつかトラブルになります。
腹落ちするためには、腹を割る必要があります。
まずは、お互いに何がしたいのか、本音ベースで話し合いをする必要があります。
やり方が違うだけで、目指すものは同じかもしれません。
やり方には賛成でも、目指しているところは違うかもしれません。
まずは、お互いの違いを認識するところが第一歩になります。

違うところは、意見を交わしながら、歩み寄っていく必要があります。
必ずしもお互いの距離を縮める必要はありません。
大切なのは、共通の目的を達成するために、共に進んでいくことです。

【本日の質問】
あなたの会社では、全員が納得感を持って働いていますか?


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