【モチベーション論】
・モチベーションとは、組織目的に積極的に貢献しようとする成員の意識的行動の動機づけのことをいいます。
・ホーソン実験:組織の生産性に最も影響を及ぼす要素は、賃金や照明などの作業条件ではなく、仕事上発生する対人関係です。
また、インフォーマルグループにおける人間的満足が高い生産性をもたらします。
・X理論Y理論:X理論は短期プロジェクトには有効です。ドラッカーの目標管理理論はY理論に立脚した考え方です。
・2要因論(ハーツバーグ):動機づけ要因と環境要因。
・有能さ(ホワイト):有能さとは、支配力があること(物質的支配・社会的支配の両方)を意味しています。
有能感の強弱は、過去の成功・失敗の体験によって決まり、人間行動の積極性に影響します。
・達成動機(マクレランド):高い達成意欲を持つ人達は、適当に難しくかつ達成可能な目標を設定します。
(リスクを回避するのでなく、適度なリスクを取ります)
また、外的な成功の報酬よりも、内的個人的な達成感を重く見ます。
・内発的動機付け理論(エドワード・デシ/ミハイ・チクセントミハイ):
活動を通じて自己の有能さや自己決定の感覚が得られる場合に、強いモチベーションが発生します。
・目標設定理論(エドウィン・ロック/ゲイリー・レイサム):意識的に適切に設定された目標が人を動機付けます。
「適切」とは以下の4条件です。①目標達成の困難度、②目標の具体性、③目標の受容、④フィードバック
【リーダーシップ論】
・従業員のモチベーションを左右する最大の因子は、各人の上司であることが分かっています。
・リーダーシップとは、他人をある目標に向かわせる影響力であり、対人的な働きかけ行動です。
・リーダーシップ研究を大別すると以下の5つです。
①資質論、②スキル論、③行動類型論、④状況対応論、⑤マネジメント・リーダーシップ対比理論
・資質論とは、リーダーに相応しい資質(特性)があるという前提に立ち、リーダーの内面・人物に焦点が当てられている考え方です。
・スキル論とは、リーダーシップは学べるものだし、学ばなくては上手くならないという考え方です。
・行動類型論とは、組織における“管理行動のパターン”に風も駆使、「仕事(課業)」と「部下との人間関係」の2つの要素に注目し、
その組み合わせと効果性を研究します。
・状況対応論とは、リーダーや部下を取り巻く状況に応じて、適切なリーダーシップスタイルは異なるという考え方です。
・マネジメント・リーダーシップ対比理論とは、マネジメントとリーダーシップには明確な違いがあり、どちらが上というわけでなく、
両方必要(相互補完的)という考え方です。
→マネジメントの基本目的は現在のシステムをうまく機能させ続けること。
→リーダーシップの基本目的は、変革を推進すること。
【モラールサーベイ】
・モラールサーベイで捉えているのは、客観的事実ではなく、心理的事実です。