先日の日経新聞に、メンター制度についての記事がありました。
その中では、「職場のお兄さん・お姉さん」をつけた成功事例が紹介されています。
不安を抱えた新入社員にとって、気軽に相談できる相手がいるということは良いことです。
一方、期待されているだけに、メンターがきちんと対応できないと新入社員を失望させることになります。
私自身も新入社員の時にメンター制度がありました。
担当いただいた方は、様々な業務で活躍されている方でした。
そのため、多忙を極め、私が相談すると迷惑そうな感じでした。
(これは当時の私の主観です)
こちらは頼れる先輩と思って話しかけただけに、ショックでした。
こうした事態を防ぐためには、メンターとなる人の教育をきちんと行うことです。
良い選手がよい監督とは限りません。
人に教えるということは、実務とはまた別の能力です。
土壌をきちんと耕さないまま、制度だけ導入しても上手くいきません。
導入するからには、全社で仕組みを共有し、担当者の意識を高めなければなりません。