訴求力のあるセルフ型の売場を作るためには、ボリューム陳列が不可欠です。
きちんとボリューム感を出すことで、商品の魅力を高め、売り手の意図を伝えることができます。
ボリューム感を出すポイントは、きちんと詰めることです。
きちんと詰まった売場というのは、隙間や凸凹のない売場です。
そのためには、前進立体陳列やフェイスアップを行います。
前進立体陳列とは、簡単に言えば、前出しを行なうということです。
棚の一番手前に透明な壁をイメージして、そのラインでビシっと商品を揃えます。
さらに、フェイス(商品の正面)を揃えるようにします。
これだけの作業で、売場の印象がガラッと変わります。
慣れるまでは面倒かもしれませんが、是非実行してください。
また、高級品に関しても、きちんと詰めたほうが訴求力が上がります。
その場合は、商品を寄せて、周囲の空間で、高級感を演出します。
全体にパラパラを配置をすると、間延びをしてしまう可能性があります。
そして、売場は一度作ったら終わりではなく、きちんとメンテナンスをしなければなりません。
ピークタイムの前後などに品出しと合わせて、前出しやフェイスアップを行います。
定時に全員で必ず行なうことがポイントです。