経営コラム


プレイングマネージャーは難しい

組織の規模が小さいと、一人で何役もこなさなければなりません。
現場仕事と管理職を兼ねるプレイングマネージャーになる人もいます。
プレイングマネージャーというと響きは良いですが、実行するのは難しいです。
なぜならば、現場と管理では、視点が異なるからです。

現場に入ると、どうしても眼の前のことに集中してしまいます。
顧客対応やトラブルなど、やるべきことが次から次へと押し寄せます。
それらを解決することに集中すると、他のことが考えられなくなってきます。
そのため、どうしても自分の仕事が優先されてしまいます。

一方、管理者は全体を見なければいけません。
組織を最適化して、結果を出すことが求められます。
そのためには、幅広い視野が必要ですし、先を見据えた逆算思考が必要です。
現場の声を汲み取りながらも、一歩離れて考える必要があります。

プレイングマネージャーとして、役割を果たすためには、現場の時間と管理の時間を分けなければなりません。
性質の異なる2つのことを同時に行うのは難しいからです。
多忙の中で、いかに時間をやりくりして、考える時間を確保できるかがポイントです。

【本日の質問】
あなたの会社では、プレイングマネージャーとして両立できている人がいますか?


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