私は支援先の計画を策定する際には、経営理念やビジョン、事業コンセプトをまず決めます。
事業活動等は、理念などの思いを形にし、顧客に提供した価値を評価されることで、
利益が生み出されるものであると考えているからです。
そのため、マーケティングなどは、理念やコンセプトを表すものでなければなりません。
つまり、理念やコンセプトが判断基準となり、制約条件となります。
具体的な活動を議論していくと、この制約条件が重くのしかかることがあります。
思いを実現するためには、現状の延長線では上手くいかないこともあります。
他に魅力的な要素が出てきて、そちらを採択したくなることもあります。
そのようなときには、コンセプトを見直したくなります。
しかし、なにか起こるたびにコンセプトを変更していたのでは、大きな成果は上げられません。
辛くても、ぐっと踏ん張って、制約条件を満たす最適解を探さなければなりません。
厳しい制約条件があるからこそ、それを満たす方法は、革新的なものとなります。
ブレない強さを持って、突き進まなければなりません。
人は弱いものなので、易きに流れるものです。
それでもブレない強さを持って、信念を突き通すことで、大きな結果を残すことができます。