フードファディズムという言葉をご存知の方も多いと思います。
「食」に対する一時的な流行の事を指します。
最近では、トマトのダイエット効果が紹介され、良く売れました。
『なぜ賢い人も流行にはまるのか―ファッドの社会心理学』では、この一時的流行(FADS)の原因として、
「人々が今より良くなる方法がきっとあるはずと信じて、その可能性を次々に試すこと」を挙げています。
フードファディズムで取り上げられる食品の効果を見てみると、「ダイエット」、「健康(血液サラサラ等)」、
「頭脳(記憶力が良くなる等)」があります。
どれも、人間の根本的欲求に近いものばかりです。
そして、どれも本当に達成するには時間と労力がかかります。
例えば、ダイエットであれば、きちんとした栄養摂取(食事)と運動のバランス管理で達成されます。
それをただ食べるだけで解決しようし、短期間で効果が現れなければ止めてしまうというのが、
フードファディズムの正体のように思われます。
短絡的解決法を求めるのではなく、計画をきちんと実行し続けることができるような工夫を求めるべきではないでしょうか。