あるプロスポーツの観戦をしてきました。
観客席には空席が目立っていました。
スポーツ観戦者数の減少は他の観客数の現象と同じように余暇の選択肢が増えたということもあると思いますが、
その他の理由を観戦しながら考えてみました。
1.レベルの高いプレーが理解できない
野球で言えばホームランなどがすごいことは分かりますが、
それ以外の良いプレーは実際にその競技をしていないとなかなか分かりません。
場合によっては、スピードについていけずボールの行方を見失ってしまうこともあります。
せっかくの良いプレーも理解ができないと楽しむことができません。
2.応援が中心になってしまっている
女子バレーの応援が分かりやすいですが、試合を見ることよりも応援の方がメインになっていることがあります。
全員で一体となって盛り上がるというのは良いことですが、
それだけになってしまうとその競技を見に行かなくても良くなってしまいます。
3.スポーツ漫画やゲーム
スポーツ漫画やゲームによって競技人口が増えていることは素晴らしいことです。
しかし、実際にプレーをしたことのない人は、漫画やゲームの世界がすべてだと思ってしまいます。
漫画やゲームはクライマックスのダイジェスト版のような構成になっていますので、
実際のゲームは刺激が少なくなってしまいます。
どんどんと刺激に慣れてしまう消費者の特徴がここにも表れています。
素人にも分かりやすい形でスポーツ観戦ができるようになれば、流行るかもしれません。