経営コラム


スパイラル効果

大荷物を持って、ヘトヘトになって帰ってきたら、床にあった一升瓶をなぎ倒してしまいました。
当ったところが悪かったのか、瓶が割れて中身が出てきてしまいました。
中身が黒酢をベースにしたサワードリンクだったので、匂いが強烈です。
急いで雑巾を持ってきて拭きとりました。
そんなこんなで疲れ果てて、その日はその後何もできませんでした。
ただでさえ疲れていたのに、踏んだり蹴ったりです。
負のスパイラルに陥ってしまった気分です。

一方、正のスパイラルに乗ることもあります。
引き受けた仕事を評価されて、次の仕事をいただくというパターンが増えてきています。
最近は、小売業の支援や再生支援の仕事は、正のスパイラルになってきました。

正のスパイラルも負のスパイラルも、ある現象が次の現象を呼び込んでいます。
しかし、その根本には、特定の事象があります。
上記の負のスパイラルで言えば、タイトなスケジュールにしてしまって、無理をしたことが根本原因です。
正のスパイラルで言えば、専門性や支援スタイルや結果を評価されたものと思われます。

正のスパイラルに乗るのも、負のスパイラルから脱するにも、その渦の中心を捉えなければなりません。
表層事象ではなく、根本にある要因を考えて、そこから派生する事項を考えます。
そうすることで、スパイラルの流れを読むことができます。
根本原因を正しく捉えることで、良い流れに乗ることも、悪い流れから抜け出すこともできます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

アーカイブ