経営コラム


ストーリーで売る

ストーリーで売るという手法が登場して、10年近くになります。
様々な挑戦が行われていますが、成功例は少ないように感じます。
ストーリーで売るということは難しいのでしょうか。

私は、ストーリーで売るということは効果的だと思います。
問題は、売れるストーリーを作るのが難しいということです。
ストーリーとは、一連の流れです。
この流れのゴールはどこになるのかを、まずは考えなければなりません。
来店を促すストーリーと、販売を促すストーリーは異なります。
ゴール(目的)が異なれば、紡がれるストーリーは異なります。
最後に読み手が幸せになる(満足する)ストーリーでなければ、相手の心を動かせません。

また、流れがきれいに繋がっていなければなりません。
途中であちこちに枝分かれしていったのでは、ゴールまでたどり着けません。
色々と盛り込みたくなる気持ちはわかりますが、枝葉を落として流れを整えることが大切です。

起承転結のような構成も必要です。
イントロダクションだけでは物足りないですし、クライマックスだけでは胸焼けします。
イントロダクションからクライマックス、エピローグにどのような要素を当てはめるかを考えなければなりません。

良いストーリーはすぐにはできません。
要素を集めて、構成を考えて、一連の流れを紡ぐことが大切です。


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