スクーリングパッド農業ビジネスデザイン学部の第7回授業に行ってきました。
今回の講師は、株式会社いろどり 代表取締役 横石知二氏でした。
「葉っぱビジネス」としてメディアでも多数扱われているので、私も名前は知っていましたが、
お話を伺って、ただ山の葉を集めて売るのではなく、相手のニーズをくみ取り、
それにあった種類や大きさの商品を提供しているビジネスであることが明確になりました。
顧客の現場を理解するために何度も料亭に通われたり、
「変化を拒む」地元の方を説得し、少しずつ成功を積み重ねられたり、
コンピューターを導入して全員に情報がリアルタイムでいきわたるようにして、
ビジネスとして成功されています。
「山から葉っぱを採って売る」だけのことをするために、
血のにじむような努力や仕組みづくりがありました。
これでは、他地域が真似ようとしてもすぐにはできないわけです。
横石氏は「居場所と出番」を用意すれば、「人は誰でも主役になれる」と主張します。
そうした舞台を整えるために、その地域にどんな資源(宝)があるのか意識して発掘し、
それに自信を持って取り組んでいくことが重要です。
「負の連鎖」を断ち切り、よい競争が生まれる仕組みを作っていきましょう。