経営コラム


シンプルな戦略

報告書や計画書の質を、量で判断する人がいます。
量で判断されると分かれば、作成者はとにかく内容量を増やします。
その結果、総花的な内容となり、なにが重要なのか分からない計画ができあがります。
これでは、有効な戦略にはなりません。

戦略はシンプルなほど、効果があります。
その理由は、以下の2点です。

1.経営資源は有限である
経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報・時間)は有限です。
そのため、効率的に資源配分をして、限られた制約の中で、最大の成果を出さなければなりません。
特に、時間は増やすことができません。
短期間に成果を出そうと思ったら、選択と集中を行って、「やらなければいけないこと」に集中する必要があります。

2.ベクトル合わせ
戦略を実行するためには、組織のベクトルを合わせる必要があります。
そのためには、全従業員に戦略の目的や、アクションプランを理解してもらわなければなりません。
複雑で膨大な内容を理解させるには、手間と時間がかかります。
それよりも、「やらなければいけないこと」に絞って、理解を深める必要があります。
戦略は、実行することに意味があります。

【本日の質問】
あなたの会社の戦略は、シンプルなものになっていますか?


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