経営コラム


サービスと無縁のビジネスはない

電話応対の悪い企業があります。
普段人と接することがないのでしょう。
本人にそのつもりがなくても、会社の印象を悪くしてしまいます。
一方、私の支援先で、バイヤーを工場見学に呼ぶと、100%商談が決まるという企業があります。
そこは、全従業員に挨拶が徹底されていて、明るく元気なので、会社に好印象を持つようです。

人と人とが接触するところには、何らかのサービスが生まれます。
ただし、サービスとは、愛想をふりまくことではありません。
無形の価値を人を通して提供することです。
この無形の価値は、基本的には相手の悩みや問題を解決することにあります。
上記の例で言えば、相手に会社の印象を伝えるということを無意識のうちに行っています。

顧客と接点のある部署であれば、無形の価値提供というのは分かりやすいです。
営業部であれば、商品を通じて顧客にソリューションを提供しています。
管理部門であっても、何らかのサービスを提供しています。
その場合の相手は、社内の従業員ということになります。
例えば、経理部門であれば、経費精算などの業務を通じて価値提供をしています。
相手に気持よく働いてもらうというのも、立派な価値提供です。

難しい事は考えずに、相手に思いやりを持って行動すれば、自ずと良いサービスができます。

【本日の質問】
あなたは、良いサービスを提供していますか?


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