「コミュニティカフェを作ろう」の授業の一環として、サロン・ド・カフェこもれびを訪問しました。
ここはNPO法人もやいが原則毎週土曜日に運営しています。
営利目的のカフェではなく、「寄り場」としての役割を果たしています。

運営しているNPO法人もやいは2001年設立で、ホームレスの方々のアパート入居支援などを行っています。
サロン・ド・カフェこもれびもそうした取り組みの一環です。

代表理事の稲葉剛氏は「経済の貧困と同様に、人間関係の貧困」があると指摘されます。
これが、都会でホームレスとなる原因のひとつであると分析しています。

始めから現在のような成功を予想されていなかったそうです。
ただ目の前の課題に取り組んでいく中で流れができ、現在にいたるとのことです。

提供されているコーヒーも自分たちで自家焙煎したものです。
ローストはあまり深くなく、柔らかい口当たりです。
誰にでも受け入れられるような、癖のない味です。
メンバーの負担にならないよう、急激な販売拡大などは目指していないそうです。

　　　　　　　　大変居心地の良い空間でした