経営コラム


コンセプトの共有化

他社との差別化を図るためには、コンセプト作りが必要です。
出来上がったコンセプトは共有しなければなりません。
共有対象は、お客様と全従業員です。

お客様とコンセプトを共有するためには、お店をトータルプロデュースしなければなりません。
扱う商品はもちろんのこと、接客や、店舗・インテリア、備品に至るまで、すべてがコンセプトを表現している必要があります。
高級感を売りにしていても、会計時にカードにサインをするためのボールペンが、100円の事務用品では興ざめです。
レストランであれば、食後のコーヒーがおいしくなければ、それまでの料理も台無しになります。
無料のサービスであっても、お店として提供するものであれば、すべてコンセプトに合っていなければなりません。

従業員とコンセプトを共有するためには、教育が必要です。
なぜその商品を自店で提供するのか、全員が理解していなければなりません。
中には、経営者のセンスで選んでいる場合もあります。
そのような時は、評価基準をはっきりとさせ、明文化します。
コストパフォーマンスなのか、素材、デザイン、品質、どのような要素をどう満たしていればよいのかを突き詰めていく中で、
コンセプトがはっきりとしてくるのではないでしょうか。

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