経営コラム


グループワークの進め方について

最近、グループワークのファシリテートをする機会が連続してありました。
やりやすいグループとそうでないグループがあります。
その違いをまとめてみたいと思います。

1.グループワークの進め方が明確になっている
とりあえず話し合いを始めてしまうと、収集がつかなかったり、終りが見えなかったりします。
タイムスケジュールを決めて、最終的な決定方法を明確にしてから話し合いを始めなければなりません。

2.「決定する」ことを意識している
最後には何らかの結論を出さなければいけません。
そのことを意識していないと、ただの意見交換やおしゃべりになってしまいます。
「決定する」ことを意識していない方ほど、「過程が大切」という傾向があるようです。

3.話が漠然としている
意見なのか事実なのかの区別がなかったり、主張の根拠がなかったりすると、話が理解できません。
また、カタカナ用語や専門用語を多用する場合には、その言葉の意味をきちんと理解しておらず、
中身のない話になってしまっていることがよくあります。
形式的な言葉は噛み砕いた説明を求め、事実ならば具体的な数字や出典を明らかにしなければなりません。
また、その発言の意図や目的も明確になっていないと、議論が先に進みません。

4.議論となっている問題のレベルがあっていない
例えば、利益確保について話しあう場合、具体的な方法論で対立することがあります。
その場合は、まず一段階上の概念である「売上を向上させる」か「コストを削減する」かを考えなければなりません。
具体論のほうが浮かびやすいので、話が盛り上がりますが、まずは大きな方向性から決めていく必要があります。

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