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 経営コラム


インバウンド対応の考え方

先日、インバウンド向けの富士山ツアーに参加してきました。

インバウンド客のみなさんが、どのように日本を楽しまれているのか、参考になりました。

インバウンド対応は、縮小する国内消費市場を補完するものとして有効であると考えます。

ただし、あくまでセグメントのひとつですので、国内市場同様に注意が必要です。

顧客特性を考える

一口にインバウンドと言っても、出身国によって好みや行動パターンは異なります。

また、初めての訪日なのか、リピーターなのかでも、ニーズや訪問先が異なります。

自社の商圏内を訪れる顧客特性を的確に把握する必要があります。

コロナ前後でインバウンドの客層も大きく変化しています。

一般的に初回訪問の方には、富士山、お城、桜といった日本らしさが求められます。

ただし、インバウンドの方がイメージする日本らしさと、われわれのイメージする日本らしさに乖離があることには、注意が必要です。

既存顧客層との共存

インバウンドに限らず、新たなセグメントをターゲットにすると、既存顧客とのコンフリクトが発生することがあります。

既存顧客と新規顧客では、求められることが異なるからです。

双方のニーズを勘案しながら、うまくバランスを取ることが求められます。

たとえば、お土産物であれば、インバウンドの方は食品よりも雑貨を好みます。

インバウンド向けのコーナーを新設して、そこに商品と動線を集中させることもできます。

また、平日はインバウンド中心、土日は地元の方優先のように、日時でターゲットを分けることもできます。

文化の違い

海外の方に対して警戒感をもたれる方もいらっしゃるかと思います。

それは、文化やしきたりの違いによるところが大きいです。

相手の文化を尊重しつつ、こちらのやり方も理解していただけるような説明が必要です。

【本日の質問】
あなたの会社では、インバウンド対応をしていますか?

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