相手に何かさせるときの方法として、昔から「アメとムチ」と言われています。
最近では、褒めた方がやる気になるということが認識されていますが、
使い方次第では、「アメ」も有害になったり、「ムチ」が効果的になったりします。
良くある誤りは、「甘いアメ」と「甘やかす」ことを混同することです。
相手に合わせようとして、やるべきことをやらなくても良いと言うのは、甘やかしです。
例えば、訪問回数目標を達成できないときに、仕方がないとうやむやにしてはいけません。
きちんとなぜ達成できなかったのか原因を追究するとともに、
できたところに関しては、評価するようにします。
また、なかなか相手がやる気にならない場合は、「ムチ」も有効です。
いやいやながらもやり始めれば、何らかの成果が出ます。
その成果を評価することで、自発的なやる気へと導いていくことができます。
相手の状況を見ながら、「アメとムチ」を使い分けることが大切です。