新しいことを行うのにはパワーが必要です。
人は本質的に保守的ですので、これは仕方のないことです。
とはいえ、他人に指示をして、何か新しいことに挑戦してもらわなければいけないことがあります。
きちんと説明をして、それでも動かないようであれば、一緒に一度行うというのもひとつの手です。
最近あった例をご紹介します。
ある支援先で業務マニュアルを作成することになりました。
従業員の皆さんに主旨を説明したのですが、みなさん難しそうと及び腰でした。
そこで、私が作業手順をヒアリングしながら、その場でマニュアルを作成しました。
皆さんはいつもの作業ですので、手順を説明するのに困ることはありませんでした。
ところどころマニュアルとしての精度を高めるために質問はしましたが、
ほとんどそのまま、まとめるだけでマニュアルが出来ました。
出来上がったマニュアルを見せながら、手順やポイントを説明すると、納得してご自身で行うと約束していただけました。
やってみせるときは、きちんとポイントを説明をしながら行うことが大切です。
ただ一人で行なってしまうと、相手が自分で考えて出来なくなってしまいます。