経営コラム


まとめて束にする

絶対的エース商品があれば販売も楽ですが、なかなかそうはいきません。
単品で訴求力が弱いのであれば、組合せて販売するという方法があります。
例えば、地ビール1本では高額で販売が難しいのであれば、何種類かを組合せて飲み比べセットにすることができます。
組合せることで、味の比較ができるという付加価値が加わりますので、訴求力が増します。

また、セット販売をすることで販売数量をコントロールすることができます。
1品よりも3品セットにしたほうが、客単価は上がります。
別な狙いとしては、バリエーションによる売れ行きのバラツキを調整することです。
例えば、醤油・塩・味噌の3種類の味がある商品があるとします。
食べればどれも美味しいのですが、定番の醤油がよく売れ、味噌はなかなか手にとってもらえないような場合、
3種類をセットにすることで、どの種類もまんべんなく販売することができます。

ただし、なんでもかんでも組合せては訴求力が上がるどころか下がってしまいます。
寄せ集めという印象を買い手に与えてれば、販売は難しくなります。
また、セットの中に一つでも不要な商品が入っていると、たとえ割安でも敬遠されてしまいます。
テーマを持たせた組合せをすることが大切です。


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