経営コラム


べき論を振りかざさない

コンサルティングの現場で困ることの一つに、べき論を振りかざす人があります。

一般的に正しいことであったり、過去の成功事例であったりと、言っていることは間違っていません。

しかし、自社でどのように実行するかという観点がないため、かえって組織を混乱させてしまいます。

本人は良かれと思ってのことだとしても、ブレーキになりかねません。

重要なのは、いかに自社の目標を達成するかです。

 

そのためには、自社の現状とあるべき姿を適切に把握します。

その上で、理論や他社事例をどのように適応するかを考えます。

どんなに素晴らしい話であっても、自社で使いこなせなけれだ、意味がありません。

 

また、事例や理論を複数用意しておくのも効果的です。

Aが当てはまらなければ、Bというように、成功するまで試行錯誤が可能になります。

Aしか方法がないと、視野が狭くなってしまうと、成功の可能性は低くなってしまいます。

 

視野の狭いべき論ではなく、目的意識を持った「やるべきこと」に集中することが重要です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、べき論を振り回していませんか?

 

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