経営コラム


ことなかれ主義を止める

職場環境は、穏やかにしたいものです。

お互いにピリピリしているような職場は、疲れてしまいます。

しかし、必要なときには、ピリッとしないと、組織はだらけてしまいます。

特に、ことなかれ主義がはびこると、大変なことになります。

 

最も恐ろしいのは、大きな事故の兆候が見えていても、それに目をつぶってしまうことです。

事故が起こるのが分かっていても、それがいつになるのかは分からないような場合は、特に先送りにされがちです。

減点主義の職場では、自ら火中の栗を拾って減点されるよりも、なんとか任期をやり過ごしたいと考えてしまいます。

これでは、事故を防ぐことはできません。

大きな事故が起こってからでは、取り返しがつきません。

一時的な痛みが伴うとしても、早めの対処が必要です。

 

また、現状の殻を破って成長するときにも、波風が立ちます。

現状を変えるには、揺さぶりが必要です。

多少波風が立つかもしれませんが、全員で同じ方向を目指していれば、沈没することなく進むことができます。

 

ことなかれ主義によるぬるま湯体質ではなく、お互いに切磋琢磨し合える組織風土が重要です。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、ことなかれ主義になっていませんか?

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