百貨店の鮮魚売り場で、お刺身少量パックを見かけます。
面白い取り組みだなと思って見ていましたが、売れ行きはあまり良くないようです。
その理由は、割高感にありそうです。
複数の売り場を見ていますが、1パックに切身が3切れ入って、400円前後が主流です。
一切れ当たりに換算すると、100円を超えます。
百貨店は富裕層がいるとはいえ、さすがに割高に感じます。
消費者は、自分なりの価格の尺度を持っています。
100円ならばこと程度のものが、400円前後あればそれなりのおかずを買うことができるといった具合です。
新しい商品を見たときには、この尺度に照らしあわせて、値頃感を判断をします。
値頃感は、価格と価値のバランスです。
消費者に価格の尺度で割高と感じられないためには、しっかりと価値訴求をする必要があります。
なぜこのお刺身が高価なのかが分からなければ、割高と判断されてしまいます。
新しい取り組みをするときには、価値訴求が不可欠です。
【本日の質問】
あなたの会社では、きちんと価値訴求をしていますか?