経営コラム


おとり商品

幸楽苑の290円の中華そばが一部店舗で試験的に販売中止になることが、話題になっています。
ネットで読んだ記事によると、「売れば売るほど赤字」になってしまっているそうです。
中華そばの他にビールや餃子も注文して客単価が上がればよいのですが、そうもいかないようです。

広告に目玉商品を載せて、集客をするというのは、小売業でよく行われています。
これも検証が必要です。
最近では、セール品だけ購入して帰るという行動パターンも珍しくはありません。
それでは、利益が出ません。

集客のためのおとり商品を導入する際には、どのように客単価を上げるのかを考えなければなりません。
例えば、インストアベーカリーが儲からなくとも、ジャムやバターも購入してもらえれば、店全体として利益が出ます。
セールの精肉の側に、メニュー提案としてプロパーの関連商品を陳列するのも一手です。

安易なおとり商品の導入は、利益を圧迫するだけに終わります。

【本日の質問】
あなたの会社では、戦略的におとり商品を導入していますか?


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