一昔前に、若い人がなんでも「やばい」で表現することが話題になりました。
「この料理やばくない?」は、すごく美味しいということのようです。
文脈を元に意味付けを行うのは、日本的と言えば、日本的です。
しかし、これでは美味しくて気持ちが高まったということは伝わっても、具体的にどう美味しいのかは分かりません。
みんなで情報を共有するには不向きです。
これと同じようなことが、ビジネスでも起こっています。
「顧客との関係をより良好にし、売上を大幅に増大させる」という指示が上司から出たとします。
このとき、部下はどのように動けば良いでしょうか?
「より良好」な関係とは、どのような状態でしょうか?
「大幅に増大」とは、前年比10%増加でしょうか?
人によって解釈が異なれば、行動も結果も異なります。
それでは、組織としては困ります。
組織として情報を共有するためには、あいまいさを排除しなければなりません。
話を聞いた人が、同じ行動を取れるレベルまで、具体化する必要があります。
どの程度かは数字で分かるようにする必要があります。
【本日の質問】
あなたの会社では、あいまいさを排除して説明していますか?