豊島区商工会議所でBCPセミナーを行いました。
としま若手経営者ゼミナールという5回シリーズの1回を担当させていただきました。
シリーズの中の1コマだったので、他の方に迷惑をかけられないという思いから、
珍しく緊張しましたが、無事に終わらせることができました。
参加者の方の反応も良かったので、一安心です。
セミナーの序盤での意識調査では、BCP作成は必要ない・面倒くさいという意見が大半でした。
しかし、セミナーの中でBCPの目的や効果、作成方法などを東日本大震災での事例も交えながら、
実際の支援で培ったポイントを踏まえて解説させていただくと、皆さんBCP作成に対して前向きになっていただけたようです。
最後のケーススタディでは、私も思いつかないような素晴らしいアイデアが出てきて驚きました。
熱意ある皆さんと一緒にBCPについて考えることができたのは、本当に良かったです。
BCPを作成するためには、事業の現状がしっかりと把握できていないといけません。
いざ把握できているか問われると、分かるようで分からないということが多いようです。
今回のセミナーでは、フォーマットを用いて、事業の大枠を掴んでいただきました。
また、BCPは役に立たないという意見もありますが、
早期復旧が経営に与える影響が大きいことは今回の震災でも明らかになりました。
通常業務においても、信頼性の向上やマニュアル整備による業務改善など副次的効果も多数あります。
これを機に皆さんの会社でBCPが作成されることを願います。