経営コラム


『究極の田んぼ』

岩澤信夫著『究極の田んぼ』を読みました。
知人が読んで強い影響を受けたとの薦めがあり、不耕起栽培に関心があったことから読みました。

不耕起栽培の特長や方法、成功までの試行錯誤が熱意を持って書かれていました。
「不耕起栽培は楽をする」と思われているために受け入れられづらいという表現には驚きました。
たしかに、日本人は一生懸命に体を動かすことを重視します。
それは当然悪いことではありませんが、効率的に動く(そのために手順を減らす)ことも
同様に悪いことではありません。
新しいことを受け入れることや、周囲からの視線に耐えることは大変ですが、
本当に正しいこと(正しいと信じていること)であれば、迷わず実行すべきです。

また、現在の農業や環境問題についても様々な提起がされていました。
以下に一部を記します。
これらについても改めて勉強したいと思います。
・農薬の危険性
・ミツバチとネオニコチノイドの関連性
・合鴨農法の問題点
・コンポストの危険性
・緩速ろ過(生物ろ過)と急速ろ過による浄水の違い
・世界の食料安全保障
・田んぼの市民農園制度
・農村公園制度(高齢者の知識の活用)

特に、「田んぼの市民農園制度」と「農村公園制度」に関しては、
私も同様のプロジェクトを考えているので、実現に向けて励みになりました。


読み手によって、感想が分かれると思います

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