『ダメなら、さっさとやめなさい! ~No.1になるための成功法則~』を読みました。
著者は、『「紫の牛」を売れ!』で有名な、セス・ゴーディン氏です。
「やめる!」ことについて書かれた本であると、本文中で言われていますが、実際は諦めずに続けることに重点を置いています。
どういうことかといえば、「運命の谷」に足を踏み入れたら、最後まで諦めずに進み、耐えるしかないような「行き止まり」や「絶壁」であれば、即やめるべきということです。
つまり、勝負する場所を決めて、そこではとことん勝負し、勝負すべきでないところでは、プライドにとらわれずやめるということです。
「運命の谷」とは、ビギナーズラックが終わり、本物の実力を手にするまでの長い期間です。
そして、その「運命の谷」を抜けた先には、光が輝き、「世界で一番」になれなければいけません。
これを見誤ると失敗します。
「運命の谷」に挑むときは、絶対に向こう岸にたどり着くという覚悟や努力が必要です。
これがないと、途中で諦めてしまい、それまでの時間や苦労が水の泡になってしまいます。
また、「運命の谷」ではなく、「行き詰まり」で努力をしていても、時間と労力の無駄になっていまいます。
どの市場で勝負するかを見極めることが大切です。
また、手当たり次第に挑戦するのも無駄です。
壁にぶつかる度により楽な方法を求めて別なチャンスに飛びつく人は、永遠に夢を掴み取ることはできないでしょう。
何かに挑戦する前に、一読をおすすめします。