和田秀樹著『「依存症」社会』を読みました。
依存症について、分かりやすく書かれています。
依存症というと、薬物やアルコールが思いつきますが、パチンコやネットゲームも当てはまります。
また、我々が通常イメージする依存症よりも軽度のものも、早期の依存症に含まれるそうです。
その他、ポイントと思われる点をご紹介します。
・日本では依存症に対する認識が低く、啓蒙活動が必要である。
・依存症は病気であり、本人の意志の強さの問題ではない。
・依存物に簡単にアクセスできる環境など、社会の仕組みに原因がある。
・パチンコやネットゲームは、依存症に依存した経済である。
・依存症のせいで、正常な消費活動が行われず、子供の学力が低下している。
結果として、日本の国力が失われている。
・依存症をなくすためには、TVCMの規制や、依存物へのアクセス制限が必要である。
一度、依存症になってしまうと、そこから抜け出すのは大変です。
本書でも言われているように、依存性の高いものには、近づかないのが一番です。