経営コラム


『「上から目線」の構造』

『「上から目線」の構造』を読みました。
自分自身が、上から目線になっていないか気になっていたので、セルフチェックをしたく手に取りました。
本書では、このように人からの評価を気にするようになった原因のひとつとして、次の点を指摘しています。
「人の価値がその人の持つ能力よりも、周囲の人から受け入れられるか、気に入られるかによって決まるようになった。」
たしかに組織においても、職務遂行能力が高い人よりも、周囲とのつきあいが上手い人の方が評価されることがあります。
私としては、周囲の評価だけでなく、自分はこれができるとしっかりと言えるようになりたいと思います。

「上から目線」の原因については、教える側と教わる側、それぞれについて解説しています。
端的に述べると、次のようになります。
・教える側は、自分に本当の自信がないと虚勢を張り、それが「上から目線」となる。
・教わる側は、自己開示もせずに一方的に相手に配慮を求め、それができないと「上から目線」と感じる。

教わる側が自己開示できない理由は、「自分に自信がないこと」や「上手く表現できないこと」があると、私は考えます。
教える側も教わる側もきちんと自信を持ち、思いやりを持って対応すれば、
「上から目線」の問題は解決されるのではないでしょうか。

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