『「一流」が使う魔法の言葉』を読みました。
本書では大きく2つの事が解説されています。
一つは、発声と運動の関係についてです。
トップアスリートが競技中に叫び声をあげるように、声を出すといつも以上の力が出ます。
また、立ち上がるときに「よっこいしょ」というように、体を動かすタイミングを整えることもできます。
さらに応用すれば、動きを音で表すことで、イメージ通りに動くことも可能になります。
もう一つは、オノマトペ(擬音語・擬態語)の持つ効果についてです。
オノマトペを使用するとイメージを伝えやすくなります。
そのイメージをコントロールするのは、発生の仕方です。
「声の長さ・強さ・高さ」「音韻」「リズム」「呼吸」を変えることで、ニュアンスを伝えることができます。
これは、プレゼンテーションでも応用ができます。
また、暗黙知を伝える際にも役に立ちます。
勘と経験の世界はマニュアルにしづらいものですが、一緒に行いながらオノマトペを用いて説明すれば、理解が深まります。
日本人は声を出すことをためらう傾向がありますが、積極的にオノマトペを使用していきたいものです。