ある勉強会で、「農」の役割について話し合ったので、私の考えを書きたいと思います。
まだまだ形になっていませんし、話もまとまっていませんが、何かのたたき台になればと思います。
公的な説明では、「農」の役割について以下の点を挙げています。
・食料供給
・経済的外部効果
・公益的機能(水源涵養機能、大気浄化機能、防災機能)
・文化的機能
・社会的機能
・景観形成機能
・レクリエーション・コミュニティ機能
・福祉・保健機能
・教育機能
これらは、「農」の公的機能と言えます。
このような機能があるのだから、農業は守られるべきであるという議論にも使われます。
一方で、私的機能としての、産業(収入源)という機能もあります。
近年では、六次産業化やアグリビジネスで焦点が当たりますが、まだ一部の動きであると思います。
産業としての「農」が進むにつれて、個が強くなり、コミュニティが崩壊していくのでしょうか?
それとも、コミュニティを維持しつつ、個々が自立する農家が増えていくのでしょうか?
私は、農機具や施設のシェアもありますので、共同部分も残しつつ、個人的な部分が強くなるのではないかと考えています。
新しい農業とともに、新しいコミュニティが生まれていくと思います。
周囲の変化に合わせて、自分たちも常に変化していくことが、生き残る秘訣だと思います。