21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘」展の
オープニングトークに参加してきました。
スピーカーはディレクターのリー・エデルコート氏、作家のカーリン・フランケンスタイン氏、タニヤ・セーテル氏でした。
各々行われている活動や作品に対する思いを語られていました。
今回のタイトルになっている「ポスト・フォッシル」は「脱化石燃料時代」とでも訳せると思います。
LOHASなどでもこの問題はおなじみですが、リー・エデルコート氏は
それよりも一歩踏み込み自然や動物をpartnerやloverとしてとらえるべきだと主張しています。
そして、陶器やガラス、紙といった身近な素材が主流になっていくとの見解でした。
何より興味深かったのは、これから21世紀のデザインには「触感」が大事であるとのコメントでした。
インターネットの普及により、世界中のものにアクセスすることができます。
しかし、実際に触れることはできません。
バーチャルとリアルの一番大きな差がこの「触感」ではないでしょうか。
「ものに触れたい」という願望はこれからますます強くなっていくものと思われます。
会期は6/27(日)までです