経営コラム


「したい」と「する」

アイデア出しをするときには、オープンに数を多く出すようにします。

そこで、「◯◯したい」という表現を使うようにします。

例えば、「売上向上のためにしたいことはありますか?」と投げかけます。

そうすると、様々なアイデアが出てきます。

その中から良さそうなものを選んで、具体化していきます。

そのときは、「○○する」という表現を使うようにします。

例えば、「売上向上のためのイベント開催をするとしたら、具体的に何をしますか?」と投げかけます。

そうすると、出てくる意見が少なくなります。

 

「◯◯したい」という内は、まだ漠然としたアイデアで具体性がありません。

ところが、「◯◯する」という表現にすると、具体性が強まります。

そのため、考え方も現実的になります。

現実的になった結果、論拠のないいい加減なことは言えなくなったためと考えられます。

 

ある程度アイデアを出したら、実現に向けて収束していかなければなりません。

その際には、現実的に想定されるリスクや課題を洗い出す必要があります。

そのリスクや課題に尻込みしてしまうようでは、実現できません。

「○○したい」と考えるのは楽しいことですが、夢を実現するためには、「◯◯する」と具体的に考えなければなりません。

 

【本日の質問】

あなたの会社では、「○○したい」と「○○する」を使い分けていますか?

 

 

 

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