マーケティングコンサルタントの3C分析

 

私が、プロのコンサルタントとして気をつけていることのひとつに、「全体観」があります。

経営環境は複雑化し、人々の価値観も多様化しています。

そのような中で、これさえやれば上手く行くということは、なかなかありません。

複雑な要因を紐解きながら、根本課題を解決する一手を探るのが、コンサルタントとしての私の役割です。

 

例えば、マーケティング戦略を練るときには、3C分析をします。

自社のこだわりを伝えるには、まず自分自身を知らなければなりません。

これまで当たり前だったことが、価値のあることかもしれません。

その判断には、客観的な視点が必要です。

 

価値訴求 型マーケティングでは、自社のこだわりを、顧客価値に変換する必要があります。

そのためには、顧客ニーズを上手く紐解かなければなりません。

表面的な流行を追うのではなく、その奥にある価値観を理解する必要があります。

 

このようにして、訴求ポイントを明確にして終わりではありません。

市場には、必ず競合が存在します。

どんなに独自のサービスだと考えていても、顧客からすると選択肢は他にもあります。

顧客にとって、どのような選択肢があるのかを把握しておかないと、思わぬ競合に苦戦することになります。

思い込みを捨てて、広い視野で市場を観察しなければなりません。

 

このように、マーケティング戦略ひとつ取っても、様々な要素を同時に検討しなければなりません。

各要素は、互いに関連しているので、すべてをひとまとめに考える必要があります。

木と森を同時に見ながら、最適解を導くのが、コンサルタントとしての私の役割です。